移設の問題点
● 港区が所有する「泉岳寺前児童遊園」は閑静な場所に立地しており、また主要道路にも面しておらず、昔から私たち近隣住民(とりわけ子供たち)にとり安全でかけがえのない憩いの場、そして遊び場として利用されています。
● ところが昨年、住友不動産と言う会社が再開発事業の協力者と称し、児童遊園を他所へ移動させることで敷地内に高層オフィスビルやマンションを建設しようとする計画が明らかとなりました。
● 「泉岳寺前児童遊園」はその安全で安心できる立地ゆえ、園庭を持たない近隣の保育園数カ所の園児たちが毎日遊びにやってきます。午後になると小中学生の子供たちが多くやってきます。
● 近隣に移設可能な土地などありません。住友不動産は泉岳寺山門横一帯を地上げして新たな公園を計画しているようですが、ここは交通量の多い都道に面しており、また泉岳寺を訪れる観光バスなども公園脇に出入りするため、子供がボールを追いかけて飛び出し交通事故に遭遇する可能性も否定できない危険なロケーションです。現在の場所以外に安全な移転候補地などないのです。
● 「泉岳寺前児童遊園」は現在の場所こそが近隣では唯一安心して過ごすことのできる場所です。この児童遊園は港区の所有、つまり私たち港区民のものです。これを民間企業の利益のために安易に明け渡し、その結果、子供たちの安全を脅かすことなど到底できません。
● 住友不動産は再開発と言う大義名分のもとに児童遊園の移設を計画していますが、聞くところによれば幸いまだ計画段階にとどまっており何も決定していないようです。もちろん再開発への住民の合意など得られていません。
● 私たちは再開発がまだ何も決まっていない今だからこそ、声を上げて泉岳寺前児童遊園の移設計画に反対して行くべきだと考えます!児童遊園は港区民のものです!
● 子供の安心・安全を犠牲にしてまで民間企業の利益を優先すべき理由などどこにも見当たりません。既に港区民を中心に600名を超える移設反対署名が集まり、港区長へも2度にわたり嘆願書を提出しました。区民の声を無視してまで公園移設が実行されることはないと信じますが、引き続き移設反対運動を拡大させて行きますので、皆さまのご賛同とご支援をよろしくお願い致します。